事業紹介

化学品・エレクトロニクス

事業について

化学品・エレクトロニクス本部は、自動車材料、化学品、エレクトロニクスの3分野で事業を行っており、幅広いネットワークと知見を強みとしています。この強みと新技術を掛け合わせ、脱炭素を上位概念に置き、①新モビリティ社会実現に向けた取り組み、②環境負担を軽減する循環型事業、③エコノミー・オブ・ライフに貢献する事業に注力し、今後の社会に強く求められる領域を本部一体となって拡大しています。

自動車材料分野では、電池需要急拡大を見据え、グローバルで地産地消の電池サプライチェーン構築に注力していきます。また、脱炭素・循環型ビジネスの観点では、Car to Carリサイクルの仕組み構築を目指しており、今年稼働予定の当社出資プラニック社のリサイクル材を安定供給予定です。その他、ASR*再活用、部品工場内廃材・解体部品回収などリサイクル材活用を通じ脱炭素へ貢献していきます。さらに、車載ランプ用光学レンズ技術を基盤とし、次世代自動車の光学領域発展に貢献します。

化学品分野では、洗剤原料・衛生材料・包装材料などを幅広く取り扱い、強力な販売ネットワークでさらなる拡大を目指しています。また、世界的高シェアの重要資源ヨードにおいては、化合物製造販売等バリューチェーン強化を進めています。さらに、プラスチック資源リサイクルや植物由来バイオマスプラスチックの普及推進など、原料循環・原料転換で業界をリードすべく、新事業確立に取り組んでいます。

エレクトロニクス分野では、日本最大の電子デバイス商社グループとして、電子デバイスやソフトウエアを幅広くグローバルに提供しています。技術変化を先取りし、「環境対応車」向け技術開発、「つながるクルマ」向け電子デバイス・サービス開発、「自動運転社会」対応高度インフラ整備、新サービス開発・事業化に取り組んでいます。また、人やモノをつなぐネットワーク事業をグローバル展開するとともに、ノウハウ・機能・技術力の組み合わせでスマートソサエティを実現する事業創造を強化していきます。これら電子デバイス分野とICT分野のコンバージェンス(融合)により、新価値と社会持続性へ貢献していきます。

  • Automobile Shredder Residue(自動車破砕残渣)
ヨード生産プラント(チリ)
電子デバイス事業
主な事業内容
自動車材料 原材料の調達・加工・販売・物流・成型までの一貫した機能とお客さまに寄り添った技術提供をグローバルに展開
化学品 洗剤原料・衛生材料・包装材料・溶剤・ヨード・ファインケミカルなど幅広い商品の製造・販売とその製造事業運営、業界をリードするバイオマスプラスチック取扱/プラスチックリサイクル事業の推進
エレクトロニクス 自動車・家電・情報通信機器・産業機器などに組み込まれる電子デバイスの販売、ソフトウエアの開発と販売、情報通信技術(ICT)に関する製品・サービス提供をグローバルに展開
関連リンク

価値創造事業

自動車材料分野の取り組み

化学品分野の取り組み

エレクトロニクス分野の取り組み

POINT
  1. 1自動車産業の「100年に一度」といわれる構造変革に対応するために、自動車材料分野では、幅広い知見を強みに製品開発・設計から生産まで一貫した機能とお客さまに寄り添った技術を提供。エレクトロニクス分野では、最先端技術の半導体、組み込みソフトウエア技術を強みとした製品の販売、モジュール製品の設計開発およびMaaS*事業に取り組んでいます。
    *Mobility as a Service
  2. 2社会と共に持続的に成長し続けることを目指し、脱炭素・循環型ビジネスへの取り組みを加速しています。化学品分野では、業界をリードするバイオマスプラスチック取扱/プラスチックリサイクル事業を推進。エレクトロニクス分野では自動車の電動化に対応し、パワー半導体およびエンジニアリング機能強化に取り組んでいます。

2022年3月期の取り組み

脱炭素社会移行への貢献を目的に、車載用リチウム電池の生産を行う合弁会社Toyota Battery Manufacturing, North Carolinaを、2021年11月に設立しました。2025年の稼働開始に向けて準備を進めていきます。

事業関連サイト

プロジェクトストーリー