食料・生活産業本部は、6分野で幅広いビジネスを展開し、グローバルな市場で人々の健康で豊かな生活に貢献しています。また、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでいます。

穀物分野では、国内サイロ事業で長年培った経験とノウハウを強みとしています。グローバルでは主に、ブラジル産の環境に配慮した穀物の安定供給に係る取り組みを強化しており、今後もその知見と保有するアセット・機能・グローバルネットワークを連携し、さらなる事業拡大を進めていきます。

食品分野では、国内外の製造加工拠点や食品サービス事業会社で当社独自の安全管理を徹底し、質の高い商品を提供しています。消費者を起点としたバリューチェーンを最適化することで、多様化するお客さまのニーズに柔軟に対応するとともに食品廃棄物削減に取り組んでいます。

保険分野では、国内トップクラスの保険代理店業、海外では保険仲介事業を強みとしています。カーボンニュートラルの取り組みにおいて関心が高い再生可能エネルギー事業の支援も強化しており、リスク分析から保険手配までのサービスを一貫して提供しています。

繊維分野では、素材開発から生産・販売まで総合サプライヤーとしての機能を強みとし、トレーサビリティの担保、衣料品・産業資材のリサイクル、再生資源からつくられた素材・製品開発など、アパレルロスの削減および環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。

住環境分野では、企業の海外進出をサポートするホテルレジデンスや企業保有不動産の有効活用、リノベーション賃貸案件などを展開しています。差別化された商品・サービスを基軸に、今後も国内外で消費者の生活、企業の活動をサポートするインフラを提供し、安心、快適、健康に暮らせるまちづくりを進めていきます。

ヘルスケア・メディカル分野では、国内でのリハビリ事業、介護用品事業など社会的な課題解決に向けた事業をより強化しています。また、インドにおける日本の医療技術・サービスの提供を目的とした病院事業の展開と周辺事業の連携を構築し、現地の医療発展へ貢献しています。