事業紹介

金属

事業について

金属本部は、鋼材や非鉄金属を単なる素材としてではなく、それぞれが独自の特性・機能を持った商品として捉え、ユーザーとサプライヤー相互のニーズに応じて最適な商品や物流の提案を行っています。また、「自動車薄板」「金属製品」「非鉄金属」「資源循環」の4つのSBU*編成を通じて、動脈・静脈の双方向から、業界/商品軸に応じたお客さまの広範なニーズに対し、迅速かつ専門性を持った対応を実現しています。

具体的には、長年培った海外ネットワークを生かした調達力と、国内外に保有する多種多様な加工・物流機能に加え、変化の激しい世の中への対応として、機能・技術・市場の掛け合わせを通じた自動車関連、自動車関連以外の双方の分野での新しい事業価値創造・提供を続けています。

主力である自動車関連事業については、自動車業界の大変革期という潮流の中で、ニーズの変化に応じて既存の保有機能を進化させるとともに、車の軽量化・電動化などの変革の流れをリードする新機能・新事業の具現化にまい進しています。また、これらの機能を武器にこれからのモビリティ社会像を幅広く捉え、新たに発生するお客さまならびに未来社会のニーズにも積極的に取り組み、より一層の充実を図ります。

一方、自動車関連以外の事業については、自動車関連事業との相乗効果をうまく取り込みながら、自動車以外という広大なビジネスフィールドの中で、脱炭素社会・資源循環型社会への移行などを含めた社会課題解決につながる分野を中心に、リサイクル・資源開発という当社の強みを生かした新市場開拓・新事業創造を進めていきます。

また、本部経営基盤への取り組みとして、DX分野ではデジタルツール導入だけにとどまらず、デジタル技術を活用した新たな価値創造につながる取り組みに注力しています。働き方改革については、ウィズコロナの中でその取り組みを大きく進化させ、柔軟な働き方/多様な考えを受容する職場環境の創造を進めています。

これらの幅広い取り組みによって、既存ビジネスの深化と新たなビジネスの探索を両立し、変化に強いバランスの取れた事業構造を確立することで中長期目標の実現を目指します。

  • SBU:Strategic Business Unit
ブランキング加工
電磁鋼板加工センター
資源開発
廃車リサイクル
主な事業内容
自動車薄板 自動車向け金属薄板(自動車用鋼板・非鉄金属)の流通加工事業
金属製品 自動車用途および、それ以外の金属素材の流通加工事業、エネルギー・インフラ関連事業
非鉄金属 非鉄金属地金・素材・製品の流通加工事業と価格ヘッジ業、レアメタル・レアアースなどの資源開発事業
資源循環 アルミ溶湯事業、工場や市中で発生する金属廃棄物、使用済み自動車などの適正回収・処理事業
関連リンク

価値創造事業

金属本部のビジネスポートフォリオ

マルチマテリアルを軸に、高機能事業を17カ国84拠点で世界展開し、今後も事業領域を拡大していきます。

動脈/静脈の両面から、事業/機能を活用して幅広い市場へアクセス

特徴
  1. 1モビリティ分野をはじめとして、国内外で各商品の加工を含めた総合物流ニーズに応じた事業を展開し、マルチマテリアルな対応を通じて日々お客さまの生産活動をサポートしています。また、これからの電動化社会を支える資源開発(リチウム・レアアース)事業へ注力しています。
  2. 2世界各地域での戦略パートナーとの協業を加速させながら、当社ならではの特徴ある事業の拡大と、社会的要請である環境負荷の低減を両立させ、持続可能な資源循環ビジネスの構築を通じた未来社会への貢献を進めています。

2022年3月期の取り組み

インドでの使用済み車両の不法投棄削減と適正処理等を目的に、2019年10月に設立した使用済み車両の解体とリサイクルを行う合弁会社Maruti Suzuki Toyotsu India Private Limitedが、2021年11月に稼働を開始しました。同国におけるカーボンニュートラル及び循環型社会の実現に貢献していきます。

プロジェクトストーリー